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環境ニュース[国内]

北海道室蘭市、水素配送システム実証事業 水素エネルギーを地産地消へ

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2019.03.07 【情報源】地方自治体/2018.06.21 発表

 室蘭市と大成建設などは、再生可能エネルギー由来の電力で製造した水素を低圧状態で輸送し、温泉施設に設置した燃料電池で発電に利用する低圧水素配送システムの実証事業を行っている。製造から貯蔵、輸送、利用まで、低圧での水素利用を実証する。
 市が所有する祝津風力発電所(出力1000kW)の電力で水電解を行い、水素を製造する。製造後は、車載型コンテナに内蔵された水素吸蔵合金タンクに貯蔵。コンテナごと水素運搬車(容量2トン)に搭載し、約10km離れた民間の温泉施設「むろらん温泉ゆらら」まで運ぶ。
 温泉施設に設置された定置型水素吸蔵タンクに水素を貯蔵し、同タンクから燃料電池に水素を供給する。燃料電池でつくった電気と温水を温泉施設で利用する。
 実証事業の代表事業者は大成建設で、室蘭市、九州大、室蘭工業大、日本製鋼所、巴商会、北弘電社が共同実施者として参加する。実証事業は、環境省の「地域連携・低炭素水素技術実証事業」として実施する。

提供:月刊ビジネスアイ エネコ(日本工業新聞社)

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