一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

六ケ所村の使用済燃料受入れ・貯蔵施設の貯蔵プールの漏水 詳細調査で溶接不良箇所を特定

エネルギー 原子力】 【掲載日】2002.11.18 【情報源】原子力安全・保安院/2002.11.15 発表

 平成14年11月15日、日本原燃(株)は原子力安全・保安院に対し、青森県六ケ所村に建設中の使用済燃料受入れ・貯蔵施設内の加圧水型軽水炉(PWR)燃料貯蔵プールで燃料貯蔵プール水が漏えいした件で、漏えい箇所とされたステンレス製内張り部分溶接部の詳細調査を行った結果、本来、底部内張り部分が直接埋込金物と溶接されるべきところ、表層のみを溶接し継ぎ足された部材があることが確認された、と報告を行った。
 六ヶ所村の使用済燃料受入れ・貯蔵施設内のPWR燃料用貯蔵プールでは、平成13年7月以降、5か月以上にわたって1秒間に2滴程度の水が確認されていたため、日本原燃は平成14年1月から漏水の可能性があるとして調査を開始。10月21日までに、プール底部溶接線で1か所の貫通漏えい箇所とその周辺に3か所の貫通箇所を確認し、これらの欠陥箇所を切り出し、光学顕微鏡による詳細調査を行っていた。
 日本原燃によれば、今回の溶接不良は建設時に施工業者(元請企業)があらかじめ決めていた溶接方以外の溶接工事が行っていたことが原因と考えられるという。
 なお原子力安全・保安院はこの日本原燃の報告を受け、事実関係を更に詳細調査すること、原因究明を実施し結果を報告すること、同様の問題が起こる可能性のある箇所について点検・対策を検討すること−−を同社に指示した。【原子力安全・保安院】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

プレスリリース

関連情報

関連リンク