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環境ニュース[国内]

神戸市、家庭の食品ロス実態明らかに 手つかず食品の約半数は野菜

ごみ・リサイクル その他(ごみ・リサイクル)】 【掲載日】2018.06.15 【情報源】地方自治体/2018.04.12 発表

 神戸市は、2016年冬季と17年夏季に市民モニター約700世帯を対象に行った食品ロスの実態調査の結果を公表した。調査結果を踏まえ、市は食品ロス削減に向けて効果的な対策を検討する。
 調査は、冬季(302世帯)と夏季(375世帯)にそれぞれ4週間、別々の世帯を対象に実施。手つかずや食べ残しで食品を廃棄した場合は、その種類や量、廃棄理由、保存方法などを「食品ダイアリー」に記録してもらった。
 事前アンケートで食品ロスは「まったくない」「ほとんどない」と答えた世帯でも、手つかずの食品を4週間で平均3〜4回廃棄しており、「記録して初めて、かなり捨てていることが分かった」という世帯が多かった。
 手つかずのまま廃棄された食品の約半数がキュウリ、レタス、キャベツなどの生鮮野菜で、理由の多くが品質の劣化だった。食べ残しでは、サラダなどの副菜やご飯が多かった。
 食べ残しでは18歳未満の子供がいる世帯のほうが、子供がいない世帯より廃棄する回数が多かった。1人1日あたりの食べ残しの量では、単身の高齢者世帯がもっとも多く、子供がいる世帯の約2倍だった。
 
提供:月刊ビジネスアイ エネコ(日本工業新聞社)

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