一般財団法人環境イノベーション情報機構
福岡市、古紙リサイクル呼びかけ 市内の事業系ごみ減量へ
【ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2018.05.28 【情報源】地方自治体/2018.04.01 発表
福岡市は、ごみ減量化と資源の有効活用のため、市内の事業所から出る古紙のリサイクルを促進する。資源化できるのにリサイクルされず焼却処分される古紙があるとして、事業者に古紙のリサイクルを呼びかける。市によると、2016年度に市内の事業所から出た古紙約28万トンのうち、資源化されたのは約17万トン。資源化が難しい感熱紙やカーボン紙、ビニール加工紙などは約4万トンあり、残りの約7万トンが、資源化できるのにリサイクルされず焼却処分された。約7万トンの内訳は、コピー用紙がもっとも多い21%で、以下、シュレッダーダスト13%、ダンボール7%、新聞7%、雑誌7%と続く。
市は古紙のリサイクルにあたり、事業者にまずは古紙の種類別発生量を把握し、回収業者と回収方法や頻度、費用などを事前に協議するよう呼びかけている。
市は、古紙を減らすためのアドバイスをホームページに掲載。資料は1枚にまとめる▽印刷物を必要以上に作らない▽裏紙を利用したり、封筒を再利用したりする―などの取り組みを挙げている。