一般財団法人環境イノベーション情報機構
「有機大豆使用」と表示された豆腐2製品で有機大豆以外の原料使用が判明
【エコビジネス 環境ラベル】 【掲載日】2002.10.31 【情報源】農林水産省/2002.10.30 発表
農林水産省が実施した「有機大豆使用」と表示された納豆・豆腐に対する緊急調査で、調査対象になった76製品中、約3割にあたる25製品から組換え遺伝子が検出され、農林水産消費技術センターがこの25製品について立入検査や原料大豆の遺伝子分析を行ったところ、うち豆腐2製品については有機JAS(日本農林規格)により格付けされた大豆以外の大豆を原料としていたことが判明。「農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律(JAS法)に違反しているとして、平成14年10月30日付けで関東農政局長と東京都知事より適正な表示を行うよう指示が行われた。なお、残り23製品については、表示通り有機JASにより格付けされた大豆が使用されていたが、製造過程で一部に組換え遺伝子大豆が偶然混入した可能性が高いことが確認された。
緊急調査は有機JASマークが付けられている54製品と「有機大豆使用」と強調表示した22製品計76製品に対して行ったもの。原料となる大豆に違反がみつかった2製品はいずれも「有機大豆使用」と強調表示した製品だった。【農林水産省】