公道走行を行う試験自動車の認定要領を作成

　国土交通省は公道走行試験を行う自動車に対する試験自動車としての認定要領を作成した。
　同省では従来から、ＣＮＧ（圧縮天然ガス）自動車や燃料電池車など新技術を利用した自動車が公道を運行できるように試験自動車として認定し、さらに試験走行の際に収集したデータをもとに基準の改善を図るなど、新技術の実用化を促進してきた。
　今回まとまった認定要領は　（１）認定の対象となる試験自動車の要件や申請者の要件、（２）新技術が基礎的評価段階の場合には申請者のみが自動車を運行できるが、実用性評価段階の場合には大臣認定の申請者以外の第三者が試験自動車を運行できる－－などの規定を文書化。あわせて申請に必要な書面の内容をまとめ、認定制度を利用しやすくすることを目指した。【国土交通省】