一般財団法人環境イノベーション情報機構
生態毒性予測システム「KATE2017 on NET β版」の公開
【健康・化学物質 その他(健康・化学物質)】 【掲載日】2018.04.04 【情報源】環境省/2018.03.29 発表
環境省と国立研究開発法人国立環境研究所は、平成30年3月29日(木)に「生態毒性予測システム(通称:KATE(ケイト))のインターネット版「KATE2017 on NET β版」を公開した。KATEは生態毒性QSAR(定量的構造活性相関)モデルのひとつ。化学物質の構造式等を入力することにより、魚類急性毒性試験の半数致死濃度、ミジンコ遊泳阻害試験の半数影響濃度等を予測するシステムとして利用されてきた。
今回公開する「KATE2017 on NET β版」は、従来のKATE2011インターネット版「KATE on NET」の更新版であり、魚類急性毒性試験の半数致死濃度及びミジンコ遊泳阻害試験の半数影響濃度の予測に加え、藻類生長阻害試験における半数影響濃度や3種の慢性毒性予測(藻類生長阻害試験、ミジンコ繁殖試験、魚類初期生活段階毒性試験における無影響濃度の予測)の機能を追加したほか、QSARモデルの改良、操作性の向上や機能の追加等を行っている。
生態毒性予測システム(KATE)
http://kate.nies.go.jp/index.html
【環境省】