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環境ニュース[国内]

北九州市、リサイクル素材でメダル制作 マラソンの上位入賞者に授与

ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2018.04.09 【情報源】地方自治体/2018.01.24 発表

 北九州市内の産学が連携し、不要な家電製品などから取り出した金属をリサイクルして制作した金・銀・銅メダルが、2月18日に開催された「北九州マラソン2018」(主催・北九州市、福岡陸上競技協会)の上位入賞者に授与された。
 メダルは市内35社と3教育機関が協力して計6個を無償で制作した。エアコンなどの家電製品から取り出した銅をベースに、パソコンや携帯電話の電子基板などから抽出した金、銀をメダル1個あたり1gずつ使って表面をメッキ加工した。
 メダルは2016年リオデジャネイロ五輪のメダルとほぼ同じ重さの約500gで、直径約8cm、厚さ約1.2cm。メダルはフルマラソン部門の男女各1〜3位の入賞者に贈られた。
 市によると、これまで他のマラソン大会でメダルの一部に不要な家電製品などからのリサイクル素材を活用した例はあるが、リサイクルした素材だけでメダルを制作するのは世界初の試みという。
 北橋健治市長は「リサイクル企業が集積する北九州市だからこそ実現したメダル。これを機に、リサイクルへの関心が高まることを期待する」と話している。
 
提供:月刊ビジネスアイ エネコ(日本工業新聞社)

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