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環境ニュース[国内]

高知県、下水処理場で消化ガス発電 月島機械と事業契約を締結

エネルギー バイオマス】 【掲載日】2018.03.13 【情報源】地方自治体/2018.01.16 発表

 高知県は、下水処理の過程で発生する消化ガスを利用した発電事業について、月島機械(東京)と事業契約を結んだ。下水処理場の消化ガスを利用したバイオマス発電事業は同県で初めて。2020年10月の事業開始を予定している。
 県は、高須浄化センター(高知市)の敷地の一部を事業用地として月島機械に貸し出し、下水汚泥を減量化する際に発生する消化ガスを同社に売却する。同社は、事業用地に発電設備を建設し、発電事業を行う。
 発電設備の出力は748kW、年間発電電力量は約422万kWh。発電した電力は再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度に基づき、電力会社に売電する。
 県は、微生物などを使って下水汚泥を減量化する消化槽を19年度までに敷地内に建設する。減量化した下水汚泥の一部は、農業用の肥料などとして再利用する。
 20年4月から発電設備の建設を始め、事業期間は20年10月から40年9月までを予定している。同事業により、下水汚泥の減量化による維持管理費の削減と、消化ガスの売却益を見込む。

提供:月刊ビジネスアイ エネコ(日本工業新聞社)

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