日中韓環境大臣が米の京都議定書への積極的取り組み要請　第３回日中韓三か国環境大臣会合

【地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2001.04.10 【情報源】環境省／2001.04.08 発表

　平成１３年４月７日及び８日の両日にわたり、東京で第３回日中韓三か国環境大臣会合が開催された。
　今回の会合は川口順子環境大臣が主催し、金明子・大韓民国環境部長官と解振華・中華人民共和国国家環境保護総局長が出席した。三大臣は、「環境共同体意識の向上」「環境産業分野での協力」「湖沼の水質汚濁防止」など５分野にわたる日中韓三か国環境大臣会合のプロジェクトの実施や平成１３年中に開催される日中韓首脳会合に報告すべきプロジェクト、気候変動問題や中国北西部における生態系保全などの共通課題などについて意見交換を行い、共同コミュニケを発表した。
　コミュニケでは、日中韓三か国環境大臣会合が、三か国間の相互理解を深め、環境協力を推進することに貢献したと評価、また米国の京都議定書不支持問題についても、ＣＯＰ６再開会合の成功が必須であり、米政府が、会合の成功に向け、すべての締約国とともに積極的に取り組むことを求めた。
　なお、次回の日中韓三か国環境大臣会合は韓国で開催されることが決定した。【環境省】