一般財団法人環境イノベーション情報機構
東京都目黒区、バイオマス由来の電力購入へ 宮城・気仙沼市の復興を支援
【エネルギー バイオマス】 【掲載日】2018.02.15 【情報源】地方自治体/2017.12.14 発表
東京都目黒区は、宮城県気仙沼市のバイオマス発電所でつくられた電力を4月から購入すると発表した。電力購入を通じて、同市の復興を支援するとともに、再生可能エネルギーの普及拡大を進める。バイオマス発電事業を手掛ける気仙沼地域エネルギー開発(同市)が森林の間伐材を利用して発電した電力を調達する。福岡県みやま市などが出資する新電力会社「みやまスマートエネルギー」(みやま市)を通じて購入し、目黒区内の公共施設などに供給する。
購入した電力は、気仙沼産サンマを振る舞う「目黒のさんま祭」の会場にもなる「田道ふれあい館」や、駒場小学校、東山中学校など区有33施設で利用する。年間約50万円の電気代削減を見込む。
目黒区と気仙沼市は友好都市協定を結び、災害時相互援助協定の締結や中学生の自然体験ツアーなどで交流を深めてきた。
目黒区環境保全課は「区内では実現が困難なバイオマス発電由来の電気を購入することで、友好都市である気仙沼市の復興支援につなげたい」としている。