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環境ニュース[国内]

全国のPCB廃棄物保管状況集計結果を公表

健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2002.10.24 【情報源】環境省/2002.10.24 発表

 環境省は「PCB廃棄物処理法」施行日である平成13年7月15日現在のPCB廃棄物などの保管状況の全国集計結果をまとめ、公表した。
 この集計は事業者から都道府県(保健所設置市を含む)に対し届け出がなされているPCB廃棄物の保管量とPCBが使用されている製品の使用状況を、(1)高圧トランス、(2)高圧コンデンサ、(3)低圧トランス、(4)低圧コンデンサ、(5)柱上トランス、(6)安定器、(7)PCB、(8)PCBを含む油、(9)感圧複写紙(ノーカーボン紙)、(10)ウエス、(11)汚泥、(12)その他の機器−−の12の区分ごとにとりまとめたもの。
 このうち廃棄物保管状況としては、廃高圧トランス・コンデンサの236,841台(平成10年度より約3万台増加)、廃低圧トランス・コンデンサの1,176,795台(同約79万台増)、廃安定器の4,170,839個(同約177万個増)、その他の廃棄機器の199,873台(約17万台増)が前回の平成10年度調査より大幅な増加を示していた。
 環境省の分析によれば、廃低圧トランス・コンデンサの増加はPCB特別措置法の施行による保管状況把握の進展が原因、廃安定器の増加は平成12年に起こった小学校での蛍光灯のPCB使用安定器の破裂事件の影響で、学校や公共施設での安定器の交換が進んだことが原因だという。
 なお環境省では今後、保管・処分の状況について積極的な情報公開を行うためにデータベースを整備したい考え。【環境省】

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