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環境ニュース[国内]

熊本県、電動バス、産学官で普及促進 実証試験を18年2月に開始

大気環境 交通問題】 【掲載日】2018.01.25 【情報源】地方自治体/2017.12.05 発表

 路線バスの電動化を進めるため、熊本県と熊本大、県内の車体メーカーなどが共同で開発を進めている電動バスの試験車が完成した。2018年2月から県内で実際のバス路線を走らせる実証試験を行い、性能などを検証する。製造コスト抑え、低価格で実用性の高い電動バスとして全国での普及を目指す。
 電動バスは、熊本大大学院先端科学研究部の松田俊郎准教授が中心となり、特種車両製造のイズミ車体製作所(熊本県大津町)、車載電池メーカーのオートモーティブエナジーサプライ(神奈川県座間市)などが共同で開発した。
 試験車は九州産交バス(熊本市)のディーゼルエンジンの中古バスの車体を改造した。製造コストを抑えるため、日産自動車と協力し、同社の電気自動車(EV)「リーフ」のバッテリーやモーターを活用した。1回の満充電での航続距離は約50km。
 実証試験は18年2月から1年間、九州産交バスの「西部車庫―免許センター」などの営業路線で実施する。平日に1日約120km走行し、運転性能、快適性能、冷暖房性能などの車両性能や、充電、電費などの運用性能を評価する。
 
提供:月刊ビジネスアイ エネコ(日本工業新聞社)

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