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環境ニュース[国内]

YKK AP、自社商品活用の住宅性能向上リノベーションを実証、ゼロエネルギーを実現

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2017.07.19 【情報源】企業/2017.07.12 発表

 YKK APは、自社の商品を活用した住宅性能向上のリノベーション(大規模改修)実証をリノベーション事業会社のリビタ(東京・三田)と行った。東京・代沢に建つ築30年の木造2階建て一戸建て住宅を対象に、7月に改修を終えた。断熱性能を高めるとともに、省エネ設備や太陽光発電システムの導入によってゼロエネルギーを実現した。

 リビタが展開する一戸建て住宅リノベーション事業「HOWS Renovation(ハウス・リノベーション)」の新たな取り組みで実施した。東京・下北沢地区の閑静な住宅街に建つ面積144.38m2の一戸建てを「代沢の家」と名付け、断熱と耐震に関し、現在一般的な新築の性能を上回る水準にした。窓・開口部が重要な役割を果たす事例となる。

 断熱性能については、YKK APの高性能樹脂窓「APW330防火窓」と高断熱材に入れ替えた。APW330防火窓は、樹脂フレームとLow-Eガラスを採用することで、高い断熱性能と防火性能を両立した。住宅の断熱性能値(UA値)は、改修前の約3分の1に改善した。UA値は“外皮平均熱貫流率”を表し、数値が小さいほど断熱性能が高い。

 代沢の家は省エネ設備、太陽光発電を加え、ハウス・リノベーションの物件で初めて、年間に消費する正味(ネット)のエネルギー量がほぼゼロになるZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)を達成した。両社のモデル棟として一定期間、ノウハウの提供や啓発に活用する。販売後もエネルギー収支や光熱費の定点観測などを続ける。

【YKK AP株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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