平成１４年８月の総需要電力量前年同月比２．６％増に　

　資源エネルギー庁は平成１４年１０月１１日、平成１４年８月の総需要電力量を発表した。平成１４年８月の総需要電力量は平成１３年８月と比べ２．６％増加した９５７億ｋＷｈとなった。
　このうち一般家庭で使用された電力については、８月の気温が東日本を中心に１３年８月より高めとなり冷房需要の増加がみられたこと、検針期間が１３年に比べて長かったことを反映し、前年同月比４．８％の増加となったほか、オフィスビルなど業務用の需要も、高気温による空調設備の稼働増加により前年同月比２．０％増となった。
　また産業用大口需要も、鉄鋼業で４か月続けて需要が増加したほか、化学、非鉄金属、機械などの分野で需要が増加し、１３年８月に比べ２．１％増と２か月連続で前年同月比の需要がプラスとなっていた。【資源エネルギー庁】