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環境ニュース[国内]

パナソニック、製品配送で環境負荷を抑えられるいすゞの天然ガストラックが運行開始

大気環境 交通問題】 【掲載日】2017.03.02 【情報源】企業/2017.02.27 発表

 パナソニックは、自社製品の大阪−東京間の配送で、環境負荷を抑えられるいすゞ自動車の新型大型天然ガストラックを利用した運行を、2月27日に始めた。環境省が2016年度から国土交通省、経済産業省と連携して実施している「先進環境対応トラック・バス導入加速事業」に導入される大型トラックの第1号となる。CO2排出量を削減する。

 先進環境対応トラック・バス導入加速事業は、燃費性能に優れる先進環境対応車の普及を目的に導入を支援する。先進環境対応車は燃料電池車、電気自動車、大型天然ガス車、プラグインハイブリッド車、ハイブリッド車を指す。パナソニックは、いすゞが2016年11月に販売開始した新型トラック「ギガCNG(圧縮天然ガス)車」を採用した。

 新型ギガCNG車は、都市間の輸送でCO2排出量を低減するとともにNOx(窒素酸化物)排出量が少なく、PM(粒子状物質)をほとんど排出しない。1回のガス充てんで東京−大阪間(500km程度)が走行できる。高速走行を主体とした使用によって、同等クラスの2015年度燃費基準適合ディーゼル車と比較して、10%以上のCO2排出量を削減する。

 パナソニックは、2009年度に国内で初めての長距離大型天然ガストラックの試験運行に参画した。車両は、国土交通省が大型トラックの温暖化対策として行った次世代低公害車開発プロジェクトで、開発・試作された。その後、官民の大型天然ガストラック実用化に向けた実証実験や普及促進に取り組み、今回いすゞの新型トラックを採用した。
【パナソニック株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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