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環境ニュース[国内]

YKK AP、断熱性能が高い樹脂窓に「木目仕様」設定、防火窓は網のない複層を追加

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2017.03.01 【情報源】企業/2017.02.23 発表

 YKK APは、断熱性能が高い樹脂窓「APW330」に「木目仕様」を設定した。木目柄の高耐候性ラミネートを外部側に施した。木目柄の人気に応え、断熱性能にデザイン要素を加えた。7月10日に発売する。国土交通大臣認定防火設備の樹脂窓「APW330防火窓」には、網目のない「耐熱強化複層ガラス仕様」を追加する。4月3日に販売を始める。

 APW330は、住宅の省エネ性能を向上させられる高性能樹脂窓として2009年に投入した。近年、住宅の外観に木目柄のドアや設備が使われることが多く、YKK APの販売構成比で8割以上を占める。一方、窓には木目柄の外観はなく、金属系や白系の色になっている。そのため、外観をトータルでコーディネートできるように木目仕様を導入する。

 ラミネートには、風雨や紫外線に当たる屋外での使用に適し、色あせが少なく傷が付きにくいシートを採用した。シートは4層構造で、“樹脂形材”と組み合わせて太陽光の反射を高め、窓本体の温度上昇を低減する。赤みを帯びた「チーク色」と、落ち着いた色味の「ブラックウォールナット色」を用意する。断熱性能はAPW330と変わらない。

 APW330防火窓はこれまで、一般的な防火窓で使われる網入りガラスを設定していた。今回発売する耐熱強化複層ガラス仕様は透明のため、視界を妨げない。従来の網入りより薄いことから2枚のガラス間の空気層が広がり、断熱性能が5%向上する。窓の重量は11%軽くなる。YKK APは樹脂窓にさまざまな付加価値を付けて一層の販売強化を図る。
【YKK AP株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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