一般財団法人環境イノベーション情報機構
NTT東日本、HEMSでエアコンや「エコキュート」などが自動制御できる機能提供
【エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2017.02.03 【情報源】企業/2017.02.01 発表
NTT東日本は、住宅エネルギー管理システム(HEMS)サービス「フレッツ・ミルエネ」で、家電・住宅設備機器が自動で制御できる「シナリオ機能」の提供を2月1日に始めた。エアコンや自然冷媒ヒートポンプ給湯機「エコキュート」、電動窓シャッターなどで、事前に設定した温度、湿度、照度などの条件に基づいて、自動的に稼働させることができる。シナリオ機能は、自宅の温度、湿度、照度など各種センサーから取得するデータや、利用者のスマートフォン(多機能携帯電話)のWi-Fi(無線ネットワーク)接続状況などの情報を基に自動制御する。利用者が好みの時刻、温度、湿度、照度といった条件を設定することで、ライフスタイルに合わせて家電・住宅設備機器を使いこなせる。
室温が下がった際にエアコンを停止して節電したり、外出中に電動カーテンの開閉や照明の点灯・消灯をしたりして防犯に役立てるなど、さまざまな利用が可能になる。NTT東日本は併せて、遠隔家電操作対象機器に赤外線対応学習リモコンを追加した。赤外線に対応するテレビや照明の遠隔操作や、シナリオ機能を活用した自動制御ができる。
フレッツ・ミルエネは、NTT東日本の高速インターネット接続「フレッツ光」の利用者向けに家庭の消費電力量を「見える化」するサービスだ。消費電力量や電気料金、CO2排出量などが数字で分かり、どのくらい節電すればいいか確認できる。今後、顧客ごとの計測データから電力事業者の各電気料金プランを比較する機能を予定する。【東日本電信電話株式会社】