一般財団法人環境イノベーション情報機構
「聞きたい!知りたい!外務省」コーナーに日本の温暖化対策についてのインタビュー記事を掲載
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2002.09.26 【情報源】外務省/2002.09.26 発表
外務省は平成14年9月26日、同省ホームページの「聞きたい!知りたい!外務省」コーナーに慶應義塾大学経済学部3年の福山豊和さんによるインタビュー記事「可能か!?温室効果ガス削減 気候変動枠組条約室・岡庭健室長に聞く」を掲載した。「聞きたい!知りたい!外務省」は若者が同省の職員にインタビューを行い、現在話題となっている外交政策についてまとめた記事を掲載するコーナー。
今回の記事の内容は、福山さんが同省気候変動枠組条約室の岡庭室長に京都議定書発効にむけての日本の取組みについて、インタビューを行ったもの。
岡庭室長は京都議定書の目標達成に向けての日本の具体的な政策として、グリーン税制、省エネ法改正、温暖化ガス削減についての教育・啓蒙活動などを紹介。また、外務省は政府開発援助を使った途上国での温室効果ガスを削減するプロジェクトに関わっているが、日本としては京都議定書のルールに基づき、途上国でのこれらのプロジェクトで削減された排出量を、日本の目標達成のために活用する考えであることを説明した。
また日本の対外的な取組みとして、京都議定書への参加拒否を行っている米国や、米国が批准しない場合に、議定書発効の鍵をにぎることになるロシアに対して積極的な働きかけを行ってきたことを紹介したほか、COP3で当時の橋本首相が提唱した開発途上国への温暖化防止分野での協力構想「京都イニシアチブ」の内容についても説明している。【外務省】