一般財団法人環境イノベーション情報機構
2002年の南極上空のオゾンホール、過去10年の最小規模か?
【地球環境 オゾン層】 【掲載日】2002.09.24 【情報源】気象庁/2002.09.20 発表
気象庁は9月20日、2002年の南極上空のオゾンホールが過去10年で最小規模となる可能性があると発表した。2002年のオゾンホールは8月上旬に現れ始め、その後面積を徐々に拡大しているものの、9月20日現在まで1990年以降で最も小規模な状態で推移している。
2002年の南極域上空の成層圏の気温は例年よりも高い傾向にあり、オゾンホールの発達に必要とされる極域成層圏雲の出現温度マイナス78℃以下の領域の面積が1980年以降で2番目に小さい。このため気象庁ではオゾン破壊量がこの10年間で最小であった1996年を下回る可能性があると見ている。【気象庁】