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環境ニュース[国内]

小泉首相、第57回国連総会で演説 環境と開発の両立についての日本の貢献策を説明

地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2002.09.17 【情報源】外務省/2002.09.13 発表

 2002年9月13日、小泉首相はニューヨークの国連本部で開催された第57回国連総会で一般討論演説を行った。
 小泉首相は演説の冒頭で、「世界の平和と繁栄のためには、軍事的な手段だけでなく、貧困問題の解決、人権侵害を止めさせるための社会的インフラの整備など重層的な施策を、調和のとれた形で実施することが重要」「各国が貢献できるそれぞれの得意な分野を持ち寄り、それを最も効果的な形で実施することが、国連のあるべき姿」−−と国連のあり方について触れ、続いて、イラクに大量破壊兵器の査察を受け入れさせるため、国連を通じての外交努力を継続し、適切な国連安全保障理事会決議をできる限り早期に採択することが必要であるとの考えを示した。
 また(1)テロとの闘い、(2)平和の定着と国造り、(3)環境と開発の両立、(4)核軍縮−−の4つの課題についての日本の貢献策について説明。このうち環境と開発の両立に関しては、ヨハネスブルグサミットの成果を踏まえ、2003年10月に第3回東京アフリカ開発会議(TICAD3)を、2003年3月に京都で水に関する閣僚会合を開催することを表明し、日本が環境と開発に関する世界規模の行動に積極的に参画していくことをアピールした。
 また、これらの課題に取り組むために、安全保障理事会の拡大や旧敵国条項の削除などの国連改革が不可欠であると訴えたが、特に旧敵国条項については「無意味な20世紀の遺物」と強い表現で削除の必要性を呼びかけた。
 なお総会終了後の内外記者会見では、世界各国と協調しテロとの戦いを続けていくことへの決意を示した上で、9月17日に予定されている北朝鮮の金正日総書記との日朝首脳会談の中で、拉致問題、大量破壊兵器の問題、核の問題を議題とすることを明らかにした。【首相官邸】

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