一般財団法人環境イノベーション情報機構
熊本県、県庁に水素ステーション 公用車に燃料電池車を導入
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2016.08.09 【情報源】地方自治体/2016.06.06 発表
熊本県は、公用車として燃料電池車(FCV)1台を導入するとともに、FCVに燃料の水素を供給する水素ステーションを県庁敷地内に設置した。水素ステーションやFCVの普及促進と関連産業の振興を目指す。水素ステーションは、その場で水素を製造するオンサイト型で、県が国の補助を受けて整備した。県庁敷地内の太陽光パネルで発電した電力で水を電気分解して水素を製造するため、二酸化炭素(CO2)フリーの「スマート水素ステーション」となる。
FCVはホンダの5人乗りセダン型FCV「クラリティフューエルセル」。燃料の水素を3分ほどで充填でき、1回の充填で約750km走行できる。
蒲島郁夫知事は「水素社会実現への取り組みを産業振興のチャンスと捉えている。温暖化防止効果にも期待している」と話した。