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環境ニュース[国内]

大王製紙、グループの生産拠点で森林認証紙の供給を拡充

地球環境 森林の減少】 【掲載日】2016.07.25 【情報源】企業/2016.07.20 発表

 大王製紙は、グループの原紙・印刷物・段ボールケースの生産拠点で森林認証紙の供給を拡充する。新たに板紙・段ボール生産工場で認証取得に着手した。12月にはグループ全体で認証紙と、印刷物・段ボールケースの認証製品が供給できる体制になる。2020年の東京五輪を契機にした、認証紙に対する需要の高まりを受けた。

 森林認証紙は、持続可能で適切に管理している森林からの木を使った紙を意味する。大王製紙グループは、環境負荷低減や資源の有効活用を定めた「DAIO地球環境憲章」に基づく企業活動の1つとして、森林認証の取得を進めてきた。現在は印刷、情報、包装の各用紙で森林認証紙を供給している。

 今回、段ボール原紙、段ボール原紙への印刷加工、段ボール製品を手掛けるグループ4社6カ所の拠点で、森林認証の1つ、FSC森林管理協議会)認証を取得することにした。このうち3社5カ所は8月、1社1カ所は12月を予定する。FSC認証は、環境に配慮した森林と、そこから切り出された木材の流通・加工プロセスを認める制度だ。

 五輪では2010年のバンクーバー(冬季)以降、開催地で持続可能な木材資源の使用が引き継がれ、2020年の東京五輪でも業界団体の日本製紙連合会が森林認証を受けた紙、板紙を使うことを決めた。大王製紙は新たにFSC認証ラベル原紙の販売も8月22日に始める。物流の荷札や商品表示、パッケージ用など7品種を展開する。

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