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環境ニュース[国内]

川口外務大臣が訪中 江主席に温暖化防止への取り組み要望

地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2002.09.10 【情報源】外務省/2002.09.08 発表

 北京訪問中の川口外務大臣は、日本時間2002年9月8日、唐家セン外交部長との間で会談を行い、続けて、江沢民国家主席との会見を行った。
 江沢民主席とは小泉首相の北朝鮮訪問、中国のWTO加盟、環境問題について意見交換を行なったが、このうち地球規模の環境問題については、江主席から「先進国に責任があり、先進国は発展途上国に資金と技術を提供すべき」との発言があった。
 これに対し川口外相は「ヨハネスブルク・サミットの包括的合意文書”実施計画”の中に盛り込まれた”共通だが差異のある責任”という表現は、主席の指摘どおり、先進国が資金・技術供与を行うべきことを示している。実際に最近の中国に対する日本の円借款の多くは環境分野についてのものだ」と説明。
 一方、中国の温室効果ガス排出量が米国に次ぐ世界第2位であることに触れ、「中国が環境保全を政策の大きな柱としていること、京都議定書に署名を行ったことを高く評価する」とした上で、「今後も中国が温暖化防止の上で大きな役割を果たすことをお願いしたい」と要望した。
 また唐外交部長とは、日中協力、歴史問題、台湾、北朝鮮問題などについて会談。
環境問題については日中協力についての話題の中で触れられ、川口外相は「1月の環境大臣としての訪中時に中国が環境保全を重要視していることに感銘を受けた」と挨拶を行い、さらに「第6回日中環境合同委員会や日中環境協力総合フォーラムが開催される、10月8日からの環境協力週間は重要である」と述べた。
 これに対し、唐外交部長は「日中環境協力週間の成功に全力を尽くしたい。環境協力は、環境大臣であった川口大臣のおかげで日中間協力で大いに進んでいる分野である」と答えた。【外務省】

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