一般財団法人環境イノベーション情報機構
モントリオール議定書の97年改正・99年改正を日本が批准
【地球環境 オゾン層】 【掲載日】2002.09.10 【情報源】外務省/2002.08.30 発表
2002年8月30日、日本政府は「オゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書の97年改正及び99年改正」の受諾書をアナン国連事務総長に寄託した。97年改正は、1999年11月10日に発効済み、99年改正は、2002年2月25日に発効済みであるため、受諾書寄託の90日後に、日本での改正議定書の効力が発生する予定だ。
なおモントリオール議定書の97年改正では、(1)臭化メチルの規制スケジュールの前倒し、(2)臭化メチルについての非締約国との貿易禁止、(3)使用済み物質を含むオゾン層破壊物質の輸出入管理制度の構築−−などが、99年改正では、(一)先進国と途上国のHCFC生産量規制スケジュールの決定、(二)ブロモクロロメタンの生産量・消費量規制の着手、(三)HCFC、ブロモクロロメタンについての条約非締約国との貿易の禁止−−などが取り決められている。【外務省】