ＬＰガス自動車の燃費基準を策定へ　検討会を設置

　国土交通省は、「ＬＰガス（液化石油ガス）自動車燃費基準検討会」を設置し、経済産業省の「総合資源エネルギー調査会省エネルギー基準部会自動車判断基準小委員会」と合同でＬＰガス自動車の燃費基準を策定するための検討を開始することにした。
　ＬＰガス自動車は、日本では主にタクシーに使用されているが、現在のところ燃費基準は定められていない。黒煙・ＳＰＭの排出がなく、二酸化炭素の排出もガソリン車に比べ１０％程度少ないが、タクシー１台あたりの走行距離は自家用乗用車の約７倍であり、燃費基準を定め、ＬＰガス自動車の燃費改善をさらに推進していくことは、地球温暖化対策としても有効な施策となる。
　なお第１回検討会は平成１４年９月１０日１０時３０分から経済産業省別館２３６共用会議室で開催された。検討会では平成１５年１月をめどに結論をとりまとめる予定。【国土交通省】