一般財団法人環境イノベーション情報機構
資源エネルギー庁、「事業者クラス分け評価制度」開始
【エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2016.06.01 【情報源】資源エネルギー庁/2016.05.31 発表
資源エネルギー庁は、平成28年より工場等でエネルギーを使用する事業者に対して更なるエネルギーの使用の合理化を促すため、「事業者クラス分け評価制度」を開始。平成27年度定期報告に基づくクラス分け結果をとりまとめ、Sクラス事業者を公表した。報告では、12,412事業者より報告があり、Sクラス事業者が7,775者(62.6%)、Aクラス事業者が3,430者(27.7%)、Bクラス以下の事業者が1,207者(9.7%)であった。
なお、「事業者クラス分け評価制度」は、省エネ法の工場等に係る措置の定期報告を提出する全ての事業者をS・A・B・Cの4段階へクラス分けし、クラスに応じたメリハリのある対応を実施するもの。優良事業者(Sクラス)を業種別に公表して称揚する一方、停滞事業者(Bクラス)以下はより厳格に調査する。
「Sクラス事業者」は、定期報告書(平成27度3月末確認時点)において5年間平均原単位を年1%以上低減(努力目標)またはベンチマーク目標を達成している者。「Bクラス事業者」は、定期報告書において努力目標未達成かつ直近2年連続で原単位が対前度年比増加、または、5年間平均原単位が5%超増加している者。「Aクラス事業者」= SクラスにもBクラスにも該当しない者、「Cクラス事業者」= Bクラス事業者の中で特に省エネ取組が不十分と判断された者。