一般財団法人環境イノベーション情報機構
IMO 第69回海洋環境保護委員会(MEPC69)の審議結果を発表 〜日本主導で船舶の燃費の「見える化」の導入を決定
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2016.04.26 【情報源】国土交通省/2016.04.25 発表
国土交通省は、日本の主導で船舶の燃費の「見える化」の導入が決定された、国際海事機関(IMO)第69回海洋環境保護委員会(平成28年4月18日から22日まで、英国ロンドンにて開催)の結果概要について発表。同委員会では、船舶から排出される温室効果ガスを削減するための新たな国際ルール「燃料消費実績報告制度」(※)の策定に向けた検討が日本主導で行われた。
これは、船舶に燃料消費量等の運航データを報告させる制度を構築することにより、各船舶の燃料消費実績を「見える化」し、船舶の省エネ運航を促進するもので、早ければ年内に合意される見込み。
(※)燃料消費実績報告制度は、総トン数5,000トン以上の国際航海に従事する全ての船舶を対象に、燃料消費量、航海距離及び航海時間をIMOに報告する制度。