一般財団法人環境イノベーション情報機構
7月の「ディーゼル黒煙クリーン・キャンペーン」の実施結果を公表
【大気環境 交通問題】 【掲載日】2002.09.05 【情報源】国土交通省/2002.09.05 発表
国土交通省は7月の1か月間を重点期間として実施した、平成14年度の「不正改造車を排除する運動」と「ディーゼル黒煙クリーン・キャンペーン」の実施結果をまとめ、公表した。7月のキャンペーンでは、マスメディアを利用した広報活動やポスターの掲示、チラシ、ノベルティグッズの配布などによる広報活動のほか、不正改造車の摘発と自動車ユーザーへの啓発に重点を置いた街頭検査を全国で128回(うち深夜16回)実施し、10,295台の自動車の検査を行った。
検査の結果、13.1%にあたる1,350台に整備不良箇所がみつかり、ユーザーに対し改善の指導を行ったが、このうち排気騒音(近接排気騒音)の基準値超過事例は43件、ディーゼル自動車の黒煙濃度基準値超過事例は30件にのぼっていた。
さらに各地方運輸局、運輸支局に設置した「不正改造車110番」「黒煙110番」には、不正改造車に関する情報827件、迷惑黒煙に関する情報290件が寄せられ、この中で違反の恐れの高い自動車ユーザーに対しては、警告はがきを送付し、改善指導を行った。
なおディーゼル黒煙クリーン・キャンペーンは平成14年10月の1か月間にもふたたび実施される予定。【国土交通省】