一般財団法人環境イノベーション情報機構
平成27年における国内のクロマグロ養殖実績公開
【エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2016.03.30 【情報源】水産庁/2016.03.30 発表
水産庁は、平成27年における国内のクロマグロ養殖実績を公開した。平成27年クロマグロ養殖を営む経営体の数は94で、平成26年の95に比べ1経営体減少した。また、平成27年の養殖場の数は160で、平成26年の150に比べて10養殖場、平成23年の137に比べて23養殖場増加した。ただし、この養殖場の増加は、人工種苗を用いる養殖場の増と養殖場の分割等によるものであり、天然種苗の活込尾数を増加させるものではなかった。平成27年のクロマグロ養殖種苗の活込尾数は94万8千尾で、平成26年の51万9千尾に比べて42万9千尾上回った。このうち天然種苗は40万尾で、平成26年と比べ17万8千尾増加したが、平成23年の活込尾数53万9千尾を上回るものではなかった。
農林水産省は、日本が太平洋クロマグロの最大の漁業国かつ消費国であることを踏まえ、太平洋クロマグロの管理について取り組むべき基本的な方向性を記した「太平洋クロマグロの管理強化についての対応」に基づき、国内におけるクロマグロ養殖の実態を正確に把握するため、全国のクロマグロ養殖業者から報告のあった養殖実績について、暦年ごとに取りまとめ、平成23年から毎年この時期に公表している。【水産庁】