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環境ニュース[国内]

カゴメ、植物由来原料を使った野菜栽培用の土を共同開発、独自品種のトマト苗も拡充

エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2016.03.16 【情報源】企業/2016.03.11 発表

 カゴメは、植物由来の原料を使った野菜栽培用の土「カゴメ かる〜い野菜の土」を園芸資材製造卸大手のプロトリーフ(東京・港区)と共同開発した。3月にホームセンターや園芸専門店で発売する。軽くて持ち運びしやすく、栽培を終えた後に燃えるごみとして捨てられる。カゴメは併せて独自品種のトマト苗も拡充し、3月下旬から8種類を展開する。
 かる〜い野菜の土は、ココヤシの実の繊維からできるココヤシピート、天然資材の「ハスクチップ」を原料にする。地層を傷付けることなくとれる、環境に優しい素材という。保水性と通気性を備え、さまざまな野菜の栽培に適している。初期生育に必要な肥料(元肥)が配合されているため、苗を植えて水を与えるだけで、簡単に野菜栽培が始められる。
 20L入り980円(税別)の店頭価格を想定する。カゴメはトマトの知見を持ち、プロトリーフは培養土で国内シェアトップ水準を誇る。両社の強みを生かしたプロモーションで販売ルートを広げる。カゴメは、トマトを食べるだけでなく多様な価値を発信するライフスタイル「トマト・フーデニング」を推進し、その一環でかる〜い野菜の土を投入する。
 トマト苗は新たに4品種を加え、目的に合わせて選べるようにした。育てやすく食味もいい品種4種類(うち新商品1種類)、健康を提案する品種3種類(同2種類)と、ホームセンターのケーヨーと共同企画したジュース用で生食でもおいしい「トマトジュースのトマト苗」(新商品)を販売する。店頭想定価格は298円(税別)と350円(同)だ。【カゴメ株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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