平成１５年度外務省ＯＤＡ概算要求　前年度予算比１３．９％増の６，１３９億円を要求

　外務省は平成１４年９月２日、平成１５年度外務省ＯＤＡ概算要求の概要を同省のホームページに掲載した。
　平成１５年度の外務省ＯＤＡ概算要求額は前年度予算に比べ１３．９％増加した６，１３９億円。
　内訳としては国際協力事業団（ＪＩＣＡ）実施事業費が１，８５８億円（前年度予算比９．３％）、無償資金協力が２，８１６億円（前年度予算比２１．３％）、国際機関への拠出が７２４億円（前年度予算比５．７％）、援助活動支援７４１億円（前年度予算比８．４％）。
　また今回の要求の主要項目としては、（１）日本の国益上重要な地域・分野へのＯＤＡの重点的実施（２０９億円）、（２）環境をはじめとする人間の安全保障分野へのＯＤＡ活用（５４０億円）、（３）人材育成、ＮＧＯ強化、地域社会の参加など国民参加のＯＤＡ実施（１７５億円）、（４）ＯＤＡ改革の推進（７７億円）－－の４点があげられている。【外務省】