NEC、英国ブリストル市のスマートシティープロジェクトでパートナーシップ

【エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2016.02.19 【情報源】企業／2016.02.12 発表

　NECは、英国西部の港湾都市、ブリストル市のスマートシティー（環境配慮型都市）プロジェクトに関し、推進する企業のブリストルイズオープン（BIO）とパートナーシップを結んだ。NECが各種の製品を提供してBIOが構築するシステム基盤を使い、スマートシティーの実現に役立つさまざまな関連技術の実証を共同で進める。
　ブリストル市は英国で第8位の人口がある中核都市で、BIOが同国のスマートシティープロジェクトの1つとして先進的なサービスの創出を目指している。渋滞緩和などの交通分野や、廃棄物管理、エネルギー供給管理、娯楽など、幅広いサービスの展開が期待される。BIOは同市と、同市内にあるブリストル大学が共同で設立した。
　BIOは、ネットワークをソフトで制御する概念のSDNや、IoT（モノのインターネット）センサー、ビッグデータ（大量のデータ）技術を利用したスマートシティー基盤を構築する。基盤から取得できるさまざまな都市データをパートナーに開放し、パートナーはこれを活用して都市問題を解決するソリューションを開発・実証する。
　NECは、スマートシティー基盤構築のためにSDN製品や超小型無線通信システム、高速携帯通信サービスの基地局などをBIOに提供している。加えてNECは、基盤を使用してSDNやIoT、次世代移動通信システムなどスマートシティーを支える技術についての実証をBIOと行い、この事業を通して社会ソリューション事業の強化につなげる。【日本電気(株)】