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環境ニュース[国内]

NTT東日本・パナソニックグループ企業など、日欧スマートシティー研究で実験開始

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2016.02.18 【情報源】企業/2016.02.12 発表

 NTT東日本やパナソニックグループ企業でインフラシステムを手掛けるパナソニックシステムネットワークスなどは、日本と欧州で共同展開するスマートシティー(環境配慮型都市)技術研究プロジェクトで、日欧4都市の大気、気象のデータを一元的に収集して、管理、加工する実験を2月15〜29日に実施する。「各都市の空気のキレイ指数」の情報を配信する。
 欧州委員会(EC)のプログラムと連携して国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)が3カ年の研究を委託する「新世代ネットワークの実現に向けた欧州との連携による共同研究開発(ClouT)」の一環で取り組む。今回は最終年度として、これまで日欧の研究グループが開発・実証してきた共通基盤やスマートシティーソフトを相互接続して技術検証する。
 実証実験は東京都三鷹市、神奈川県藤沢市、スペイン・サンタンデール市、イタリア・ジェノバ市で行う。4都市のデータを集約して日本が開発したソフトでデータ処理し、その結果を各都市の公共デジタルサイネージ(電子看板)にリアルタイム配信する。各都市のCO2、NO2(二酸化窒素)、O3(オゾン)状況から可視化した空気のキレイ指数を示す。
 実験では技術的な検証に加え、情報を閲覧した市民の都市環境についての理解の深まりや、都市の環境改善に結び付く行動意欲向上など、新たな気付きや行動の変化などの効果も調べる。三鷹市はみたか産業プラザ、藤沢市は市役所と湘南台駅地下広場にデジタルサイネージを設置する。ClouTは3月で終了し、今後、各社がビジネス展開の議論を進める。【東日本電信電話(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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