一般財団法人環境イノベーション情報機構
オゾン層保護法施行令を改正 ブロモクロロメタンを規制物質に追加へ
【地球環境 オゾン層】 【掲載日】2002.08.30 【情報源】環境省/2002.08.29 発表
平成14年8月30日の閣議で「特定物質の規制等によるオゾン層の保護に関する法律(オゾン層保護法)施行令」の改正が閣議決定され、9月4日に公布される。今回の改正は、モントリオール議定書の1999年改正の受諾が平成14年7月25日に第154国会で承認されたことを受け、99年改正で生産・消費全廃が決定したブロモクロロメタンを、オゾン層保護法の新規規制物質として追加するもの。
ブロモクロロメタンはかつて日本では消火剤として使用されていたが、現在は他の物質へ転換され、これを消火剤として使用する消火器は製造されていない。また国内における生産実績もなく、他の化学物質の製造工程に必要な原料用途として輸入されている分についても、モントリオール議定書上の消費量から算定除外されている。
なお、改正内容はモントリオール議定書の99年改正が日本で効力を生ずる日に施行される予定だ。【環境省】