一般廃棄物・産業廃棄物の輸出確認時審査基準案への意見募集結果を公表

【ごみ･リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2002.08.30 【情報源】環境省／2002.08.30 発表

　環境省は一般廃棄物・産業廃棄物の輸出確認を実施する際の審査基準案への意見募集結果を公表し、寄せられた意見の内容とこれに対する同省としての考え方をまとめ、公表した。
　廃棄物輸出を行う際にはすでに、（１）廃棄物を排出する事業者自身が輸出を行うものであること、（２）日本国内で処理できない廃棄物であること、（３）廃棄物処理基準を下回らない方法により処理されることが確実であること、（４）再生利用が確実であると認められること−−などの要件を満たしているかについて環境大臣の確認を得ていることが必要とされているが、今回示された基準案は、輸出先の国で不適正処理を引き起こしたり、国内での適正処理に支障をきたすこととならないよう、審査基準をより明確にしたもの。
　なお、公表結果によれば、期間中寄せられた意見は１３通で、この内容を整理した述べ意見数は４０件となった。
例えば、「特定有害廃棄物等の輸出入等の規制に関する法律で禁止されている廃棄物に該当しないもの、のように禁止物の規定は設けないのか」という質問に対しては「産業廃棄物については、一律に取り扱うことが難しく、個別に審査基準への適合を審査して判断する」との考えが示されている。【環境省】