一般財団法人環境イノベーション情報機構
平成26年度に発覚した産廃不法投棄量は2.9万トン
【ごみ・リサイクル 産業廃棄物】 【掲載日】2015.12.28 【情報源】環境省/2015.12.28 発表
環境省は、平成27年12月28日、平成26年度の産業廃棄物の不法投棄等の状況について発表した。新たに発覚した産業廃棄物不法投棄件数は165件で前年度の159件に比べて6件の増加、不法投棄量は2.9万トンで前年度と同等であった。
不法投棄廃棄物の種類としては、投棄件数では建設系廃棄物の132件(がれき類80件、建設混合廃棄物25、木くず22件等)が最も多く、全体の77%を占めていた。
投棄量で見ても、建設系廃棄物が2.29万トン(がれき類1.68万トン、建設混合廃棄物0.17万トン、木くず0.33万トン、汚泥0.68万トン等)と最も多く、全体の78.6%を占めていた。
5,000トン以上の大規模な不法投棄事案は新たに1件、不適正処理事案についても2件判明し、5,000トン未満の規模のものを含めると、全体では165件の不法投棄、146件の不適正処理が新たに判明したと報告されており、いまだ不法投棄等の事案を撲滅するには至っていないとしている。【環境省】