一般財団法人環境イノベーション情報機構
ふげん発電所のB循環水ポンプが自動停止
【エネルギー 原子力】 【掲載日】2002.08.29 【情報源】原子力安全・保安院/2002.08.28 発表
平成14年8月28日10時50分、定格出力で運転中だった核燃料サイクル開発機構新型転換炉ふげん発電所(新型転換炉、定格出力16.5万キロワット)で、B循環水ポンプ(タービンを回転させた蒸気を冷却して水に戻すための海水を汲み上げて送水しているポンプ)が自動停止した。このため、核燃機構では直ちに原子炉出力を手動で低下させ、10時57分、電気出力が定格出力の約92%まで低下させた。ポンプの自動停止の原因は現在調査中。
なお原子力安全・保安院によれば、この件での外部に対する放射能の影響はなく、国際原子力事象評価尺度(INES)による暫定評価では、0−(安全に影響を与えない事象)にあたるという。【原子力安全・保安院】