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環境ニュース[国内]

柏崎刈羽原発電3号機炉心シュラウドにひび発見 

エネルギー 原子力】 【掲載日】2002.08.28 【情報源】原子力安全・保安院/2002.08.27 発表

 東京電力(株)は定期検査中であった同社の柏崎刈羽原子力発電所3号機(沸騰水型、定格出力110万キロワット)で、原子炉炉心シュラウド(炉心の外側にある円筒形のステンレス製構造物)下部リングの溶接線近くにひびが発見されたとの報告を、平成14年8月23日付けで原子力安全・保安院に行った。
 東電が8月27日に追加報告した内容によると、ひびはシュラウド下部リング外側の目でみてわかる範囲内に部分的に点在している。平成13年7月に福島第二原発3号機で発生した事例と、ひびの発生部位・特徴、シュラウド製造方法・材質が同等であることから、東電側では原因を福島第二原発のひびと同様に応力腐食割れであると推定している。
 なお東電では今後、超音波探傷検査を下部リングの外側溶接部近辺全周について実施するとともに、ひびの深さの測定や全燃料を取り出してシュラウド内部などその他の溶接線の外観目視点検を行う方針。また原子力安全・保安院は東電側の調査状況を評価し、今後の対応を検討していく予定である。【原子力安全・保安院】

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