一般財団法人環境イノベーション情報機構
2001年2月のオゾン層観測速報
【地球環境 オゾン層】 【掲載日】2001.04.04 【情報源】気象庁/2001.03.21 発表
気象庁では、札幌、つくば、鹿児島、那覇の国内4地点及び南極の昭和基地で、上空のオゾン量の観測や地上に到達する有害紫外線の強度の観測を行っており、その結果を毎月1回発表している。2001年2月の国内4地点の上空における月平均オゾン全量は、札幌、那覇で並、つくば、鹿児島では少なかった。特につくばでは、2月として観測開始以来3番目に少ない数値を記録した。また、米国航空宇宙局(NASA)のアースプローブ衛星のデータと気象庁の観測値から作成した全世界の月平均のオゾン全量分布の結果では、参照値である1979年から1992年の月別平均値からの偏差データを解析した結果、カナダ北東部のバフィン島付近では10%を超えるオゾン増加がみられ、南極大陸、中央シベリア、北太平洋、米国南部では10%を超えるオゾン全量の減少が見られた。【気象庁】