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環境ニュース[国内]

出光興産(株)北海道製油所での重油直接脱硫装置火災に関わる調査報告書を妥当と判断

大気環境 その他(大気環境)】 【掲載日】2002.08.19 【情報源】経済産業省/2002.08.16 発表

 北海道苫小牧市の出光興産(株)北海道製油所で平成14年4月に発生した重油直接脱硫装置(精製した重油に水素を混ぜ、硫黄分を取り除く装置)火災事故に関連して、原子力安全・保安院は平成14年8月16日付けで、同社から提出されていた原因究明と再発防止策に関する調査報告書が妥当であるとの見解を公表した。
 出光興産から提出されていた調査報告では、事故の原因を脱硫装置バイパス配管の一部が水硫化アンモニウムによって腐食し、そこから水素ガスが漏えいしたためとしている。
 また、再発防止策としては事故の原因となったバイパス配管撤去、事故のあった脱硫装置の運転実績・検査経歴再確認−−など事故に直接関係する機器への対処のほか、同社全製油所の類似箇所での総点検実施、全国製油所の保全組織統合などによる設備検査部門における評価機能の強化、災害初期行動の判断ポイント明確化など、全社的な対応を実施するとの方針を示している。
 なお原子力安全・保安院としては、事故が発生したものと同タイプの重油直接脱硫装置を設置している事業者に対し、今回の出光興産からの報告の内容を周知することを決定。あわせて、事故原因となった腐食と同様の腐食が発生する可能性のある全ての行き止まり配管について、異常の有無を報告するよう求めることにした。【原子力安全・保安院】

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