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環境ニュース[国内]

IHI、関係会社がインドのデリー、ムンバイ間、貨物専用鉄道の鋼橋建設工事を契約

大気環境 交通問題】 【掲載日】2015.08.26 【情報源】企業/2015.08.21 発表

 IHI関係会社で鋼構造物設計・製作・施工のIHIインフラシステム(IIS)は、インドのゼネコン最大手、L&Tとの共同企業体で、同国政府鉄道省傘下の貨物専用鉄道公社とデリー、ムンバイ間の高速貨物専用鉄道の鋼橋建設工事を契約した。8月21日に調印した。同貨物専用鉄道西線のうち555km区間に計12の鋼橋と5つのコンクリート橋を造る。
 高速貨物専用鉄道線の西線は、インドの首都デリーと同国西海岸の玄関港になっているムンバイを結ぶ1500kmで、その両端部の区間の工事を約210億円で受注した。長さ60〜1400mの鋼橋と、同7〜21mの小規模コンクリート橋を建設する。鋼橋は、三角形を基本単位にしてその集合体で構成するトラス構造を使ったトラス橋となる。
 鋼橋の架設には、日本でも広く普及している手延べ機を使った“送り出し”工法を採用する。同工法は、橋桁を組み立て、その先端に手延べ機を取り付けてジャッキで橋桁を順次送り出す方法を指す。9月末に着工し、2019年9月末の完成を予定している。IISは大型を含めて多くの橋の建設実績があり、今後も海外での受注活動を推進する。
 高速貨物専用鉄道線は、経済成長に伴って年々増加するインドの貨物輸送に対応するために建設する。開業すると輸送時間が大幅に短縮され、物流ネットワークの効率化が期待されている。日本とインド政府が共同で推進する「デリー・ムンバイ間産業大動脈構想」の根幹プロジェクトで、西線全体の工事で4500億円以上の円借款が使われる。【(株)IHIインフラシステム】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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