平成１４年６月の総需要電力量前年同月比０．４％減　ふたたび前年実績を下回る

　資源エネルギー庁は平成１４年８月１４日、平成１４年６月の総需要電力量を発表した。平成１４年６月の総需要電力量は平成１３年６月と比べ０．４％減少した７５７億ｋＷｈ。９か月間ぶりに前年実績を上回った５月の電力量から一転し、再び前年実績を下回る結果となった。
　このうち６月上・中旬に気温が高めに推移し冷房稼働が増加したことを反映して、一般家庭で使用された電力については、平成１３年６月と比べ需要が０．７％増加していた。
　ただし、６月下旬の低気温による空調稼働の減少、契約数自体の減少の影響を受け、オフィスビルなど業務用の需要は０．２％減となったほか、産業用大口需要も、平成１３年６月に比べ０．６％減となっていたことから、総需要は前年同月実績に比べ抑制した結果となった。【資源エネルギー庁】