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環境ニュース[国内]

ソーラーフロンティア、CIS薄膜太陽電池モジュールの累計出荷量3ギガW達成

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2015.07.29 【情報源】企業/2015.07.23 発表

 昭和シェル石油100%子会社で太陽電池生産・販売のソーラーフロンティアは、CIS薄膜太陽電池モジュールの累計出荷量で3ギガW(3000MW=300万kW)を達成した。2007年に商業生産を始めて8年、2011年2月に商業生産開始した旗艦工場の国富工場(年間生産能力900MW=90万kW)=宮崎県国富町=の初出荷から4年余りでの到達となる。製品は47カ国に出荷した。
 3ギガW(3000MW=300万kW)のCIS薄膜太陽電池モジュールによる想定年間発電量は3679GWh(367万9000MWh=36億7900万kWh)にのぼり、日本の一般家庭約65万世帯の平均年間電力消費量に相当する。CO2排出量は、電力会社から供給される電力で賄う場合と比べて年間約193万t削減したことになる。これは73km四方の森林が吸収するCO2と同じ水準にあたる。
 モジュール数に換算すると約2000万枚になり、全て並べると地球半周の長さに相当する。出荷した47カ国には、最高気温が40℃に達するサウジアラビアのファラサン島や、最低気温が−20℃のリトアニアもあり、さまざまな設置環境でCIS薄膜太陽電池が採用されている。ソーラーフロンティアは3GWを弾みに一層の販売拡大を目指して技術革新を進める。
 ソーラーフロンティアのCIS薄膜太陽電池は、銅(C)、インジウム(I)、セレン(S)を使用して独自技術で生産する次世代太陽電池で、設置容量あたりの実発電量が高いことや、原料からリサイクルまで環境に配慮して設計・生産していることを特長にする。日本製の品質が世界の顧客に好評といい、保守・管理サービスや長期保証も評価されている。【ソーラーフロンティア(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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