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環境ニュース[国内]

三菱商事、西オーストラリアの原油・ガス探鉱開発事業の油田で商業生産を開始

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2015.07.22 【情報源】企業/2015.07.17 発表

 三菱商事は、オーストラリアのウンガニ油田で原油の商業生産を始めた。同油田は、同国西オーストラリア州キンバリー地域カニング堆積盆地に位置する。原油・ガス探鉱開発事業西オーストラリア州の陸上油田での商業生産開始は日本の企業で初めてという。事業には、石油・ガス探鉱生産会社のブル・エナジー(同州パース)と取り組んでいる。
 三菱商事はウンガニ油田で50%の権益を保有する。初期生産量は日量1250バレルで、今後開発を加速させて年内に同3000バレル、2016年以降に同5000バレル以上への拡大を目標にする。同油田では高品質の低硫黄原油が産出され、アジア・大洋州を中心に安定した需要が見込まれる。グループが主に東南アジアの石油会社に展開する。
 ウンガニ油田では、現在の市況環境を踏まえて競争力のある価格を実現するため、生産効率向上を図るとともに、物流や設備でコスト削減を進める。三菱商事は同油田の開発と並行して周辺油田の探鉱を続け、成功時に1億バレルを超える埋蔵量の積み上げを目指す。原油は在来型だが、今後は非在来型天然ガスの評価・開発も手掛ける。
 非在来型天然ガスの開発にはウンガニ油田の原油で得られる収入を活用する。世界の非在来型天然ガス埋蔵量は北米、カナダ、メキシコに次いでオーストラリアが多いとされ、同国でも開発が活発になっている。カニング堆積盆地は同国最大の天然ガス埋蔵量が見込まれる。三菱商事は同盆地で北海道の面積を超える鉱区を確保している。【三菱商事(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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