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環境ニュース[国内]

川崎重工、韓国の廃棄物利用エネルギー施設向けに内部循環流動床ボイラー受注

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2015.07.14 【情報源】企業/2015.07.09 発表

 川崎重工業は、韓国・大田市が新設を予定する廃棄物利用エネルギー施設向けに、内部循環流動床ボイラーを1缶受注した。ごみ固形化燃料(RDF)を使用する。同施設は2017年中に運転を始める。同国のエンジニアリング会社、GSエンジニアリング・アンド・コンストラクションから受注した。同国で3件目の同ボイラーの受注となる。
 内部循環流動床ボイラーは、大田市が廃棄物の有効利用を目的に建設する施設に組み込まれ、1時間あたり約50tの高温・高圧の蒸気を発生させる。蒸気は発電や熱供給に使われる。川崎重工の同ボイラーは、腐食性物質や環境汚染物質を含むごみ、廃プラスチックを原料にした固形燃料のほか、様々な廃棄物汚泥を燃料にできる。
 川崎重工は、2014年12月に韓国・全州製紙(全州市)に内部循環流動床ボイラーを納入した。これまでに同国向けに1缶、日本国内には2缶を納入していて、それらの高度な技術力や信頼性に基づく運転実績、契約遂行能力が評価されて受注した。韓国政府は2012年に「新・再生可能エネルギー義務割当制(RPS)」を導入している。
 この制度は販売電力が一定量を超える電力事業者に対し、総発電量の一定割合にあたる新・再生可能エネルギー供給を義務付ける。そのため、廃棄物を高効率で安定的に燃焼できるボイラーが求められる。エネルギー需要増を背景に廃棄物発電が世界的に注目される中、今後も同ボイラーの発注が見込まれ、川崎重工は営業を推進する。【川崎重工業(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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