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環境ニュース[国内]

三井物産、オマーンで火力発電事業に出資・参画、発電所新設と既存発電所買収

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2015.03.26 【情報源】企業/2015.03.23 発表

 三井物産は、中東のオマーンで火力発電事業に出資・参画する。発電所を新たに建設するとともに、既存の発電所を買収する。サウジアラビアの電力事業会社、ACWAパワー、オマーンの投資会社、DIDICと共同で事業を実施する。オマーン国営電力・水公社のOPWPが2014年10月に実施した入札に参加し、事業権の受注通知書を受け取った。
 「サラーラ2発電事業」と呼び、オマーン南部に位置するサラーラ工業地区に出力400MW(40万kW)の天然ガスだき複合火力発電プラントを建設する。同時に、同273MW(27万3000kW)の既存の発電プラントをOPWPから買収する。三井物産などは、OPWPとの15年間の長期売電契約に基づき、両プラントの操業・運転と売電事業を手掛ける。
 三井物産とACWAが45%ずつ、DIDICが10%を出資する。6億3000万ドル(約760億円)の総事業費をかける。4月に売電契約などプロジェクト関連の契約を結び、5月に既設の発電所の買収を完了する。新たに造る発電所は、2018年1月の商業運転開始を予定している。三井物産はオマーンでの発電事業に初めて出資・参画する。
 三井物産は、オマーンで陸上油・ガス田生産・開発やLNG液化天然ガス)プロジェクトに加わっている。今回インフラ分野の重点事業領域に位置付ける発電事業に出資・参画し、海外の発電事業での運営ノウハウや同国での実績を生かして開発・運営を進めることにした。世界では10GW(1万MW=1000万kW)以上の持ち分容量がある。【三井物産(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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