一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

NOx、PMの排出量が1/2に 東京・丸の内での共同配送実証実験結果 

大気環境 交通問題】 【掲載日】2002.07.29 【情報源】国土交通省/2002.07.26 発表

 国土交通省は平成14年7月26日、東京・丸の内の企業、ビル管理者、物流関係者、学識経験者、地方公共団体などで構成される「丸の内物流効率化実行委員会」が、千代田区丸の内2丁目を中心として実施した共同配送実証実験の結果報告書をまとめた。
 この実証実験は、路上駐車抑止の渋滞対策に加え、物流効率化、交通量の軽減による環境負荷低減策なども含めた複合目的の実験として構想され、警察庁と国土交通省の認定を受けた「交通需要マネジメント(TDM)実証実験」として実施されたもの。実施期間は平成14年2月1日から28日の1か月間だった。
 具体的には、26社の物流事業者が参加し、ディーゼル車に比べ窒素酸化物の排出量が10分の1、PM(浮遊粒子状物質)の排出がゼロのCNG(天然ガス)車10台を投入。対象地区の5つのビルごとに荷物を一括して配送し、各ビルに配置した12名のスタッフがビル内で荷分けを行い受取人に配達する「共同配送」システムの運用を実施した。
 報告書によれば期間中の平日19日間に運送された貨物は1日平均388個。
共同配送参加事業者ベースで対象地区の物流車両流入台数が約2/3減少したほか、物流車両の総走行距離も実験前より7%削減した。更にCNG車を投入したことにより、NOx(窒素酸化物)、PMの排出量もそれぞれ約1/2まで削減されたという。【国土交通省】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク