一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

佐川急便、出荷支援システムの送り状発行で使うラベルを環境配慮型素材に変更

エコビジネス 環境技術】 【掲載日】2015.01.27 【情報源】企業/2015.01.22 発表

 佐川急便は、出荷支援システムの送り状発行サポートシステムで使う送り状ラベルを1月21日に環境配慮型素材に変更した。これによってラベルを焼却処分する際に排出されるCO2を削減する。年間で67tのCO2排出量が抑えられる。佐川急便が推進する環境負荷低減の一環として環境配慮型素材を導入した。
 送り状発行サポートシステムは、荷物の発送業務で面倒な送り状を容易に作成できる仕組みで、年間約9700万枚のラベルが印字されている。ラベルは1枚構造のステッカータイプの感熱荷札で、複数個口が多い顧客に適している。今回、ラベルの素材をサトーホールディングスの技術を使用した感熱紙にした。
 この技術は「エコナノ」と呼び、焼却時に発生するCO2をナノテクノロジーで削減する。焼却時の高温でCO2と化学反応する物質でできたナノ(100万分の1mm)サイズの多孔体がCO2を吸収して閉じ込める。従来はラベルの粘着材に技術を適用していたが、用紙に塗布する技術を構築して感熱紙で実現した。
 通常の感熱紙と比べて焼却時のCO2の発生を80%以下に抑制できる。佐川急便では年間で杉の木4832本分の吸収量に相当する67tのCO2排出を削減し、送り状発行サポートを利用する顧客の環境負荷を低減する。佐川急便は今後も、環境に配慮した商品の導入や、商品・サービスの開発を積極的に進める。【佐川急便(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク