第２回日中韓環境産業円卓会議、兵庫県東浦町で開催される

【エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2002.07.25 【情報源】環境省／2002.07.24 発表

　第２回日中韓環境産業円卓会議（議長：天野明弘・（財）地球環境戦略研究機関関西研究センター所長）が２００２年７月２３日・２４日に、兵庫県津名郡東浦町の兵庫県立淡路夢舞台国際会議場で開催された。
　この円卓会議は１９９９年の第１回日中韓三カ国環境大臣会合で「環境産業と環境技術の協力の促進」についての情報交換を行っていくと合意されたことを受けて開催されているもので、今回は２００１年６月に韓国ソウル市で開催された第１回会議に次いで２回目の開催。正式な会議出席者として、日本から２９名、中国から５名、韓国から２１名が出席したほか、オブザーバーとして７０名が出席した。
　また環境産業の実態と発展の方向、企業活動のグリーン化、持続的発展のための環境投資および環境技術、環境産業に係る日中韓の連携などがテーマとなり、議論のポイントと今後の課題を明らかにした議長サマリーが取りまとめられた。
　サマリーでは今回の会議の成果として、「議論の対象を広範な産業活動のグリーン化やグリーン購入、ライフサイクル・アセスメントなどに拡大したこと」、「コミュニティー、市民社会、市場、規制者間のパートナーシップを向上するアプローチが支持されたこと」、「産業界と政府の関係が、規制と規制遵守というスタイルから情報共有と先見的な対応というより自主的なスタイルに移行しつつあるという知見が得られたこと」などがあげられている。
　なお第３回会合は中国で開催されることになった。【環境省】